◆第十三話 『Wの喜悲劇』
脚本:興水泰弘 監督:近藤俊明
ゲスト:野村宏伸
毎シーズンに1つはイロモノ話を入れてくるのがこのドラマの特徴でして、
(2nd:イカ 3rd:社長誘拐「もう一回死ね」 4th:監禁マイダーリン)
今期はもう
『探偵カッツミー』でイロモノは出し終わったかなーと思っていたんです。
まさかこんな飛び道具が待ち受けていようとは。
冒頭の
便所死から始まり、美和子SP、無駄に元気な課長、
パラパラ漫画、純情夫に浮気妻と
これでもかと言わんばかりに
横隔膜を直に刺激してくるネタのオンパレードで、
いやー今日は相棒史上最も笑った。
まぁ今回の一件は状況証拠が無いに等しかったので
旦那も否認し続けていれば逮捕される事もなかったんでしょうけど、
動機とか旦那の性格から考えると、ああいう精神的に来る攻められ方されちゃあ
吐かずにはいられなくなったんだろうねぇ。
ただ、そんな少々強引なトリック面を差し引いても、
今回の話は面白過ぎた。
と言うわけで拾えるだけ拾った【見所ダイジェストー】
・
冒頭から「ポテチを、食べる!」ピザふくよかな妻
右手にコーラ左手でポテチを(ry と、よくもまぁここまで完璧なデブ妻を用意できたもんだ。
しかし昔は別人のように痩せており、旦那曰く
「こんな時代もあったんです」
・
便所死
便座カバー割れる→便器にハマり動けない→1ヶ月間放置→
餓死
太った人の方が餓死しにくいというのに……
ちなみに遺体は一課に薫ちゃん、米沢さんに検死官の人と
男手6人でやっと運び出せるほどの重さ。
・その頃、隣の亀山家には
『美和子スペシャル』ブームが到来
美和子スペシャル……
ジャンボタニシの卵のような色をしたスープ風の料理。
一ヶ月の間に5回もバージョンチェンジを繰り返す。
【各人の評価】
課長:
大絶賛
右京:複雑怪奇な味。
しかしクセになる。
大丸:適切なアドバイスをくれる。
ただしカロリーには気をつけて
薫 :不味くは無いから余計にたちが悪い
たまき:
やわらかい
大木:実際食してないものの、明らかにいつもより険しい表情
小松:実際食してないものの、明らかにいつもより険しい表情
三浦:無言
芹沢:無言
米沢:無言
伊丹:
食さず
・いつにも増して好奇心旺盛な右京さん
便所死の事件性を真っ先に疑い、勝手に旦那の所持品チェックを行ったり。
これも多分『美和子スペシャル』のせいだ。
・
残業してまで便所死のパラパラ漫画を作る右京さん
しかも何か事件解決のヒントになるのかと思いきや、
全く関係なし。
これも多分『美和子スペシャル5』のせいだ。
・
名探偵カクタ
今回何故かその活躍が目立った角田課長。
完全に右京さんの受け売りで大丸夫を問い詰めてみたり、
最後、落としの場面でもものすごい出張ってきたり。暇を弄ぶのも飽きたのか
・
悲劇の人・大丸欣司(野村宏伸)
今回の事件の犯人ですけども……あまりにも純な人過ぎて。
浮気性の妻でもただひたすら愛し続け、喜ぶ顔が見たいと料理に腕を振るう
↓
妻、激太り。それでもその愛は冷めることなく燃え続ける。
むしろ
「太ったからもう浮気なんて出来なくなるさいやっほう」
↓
しかし世間にデブ専はいっぱいいた。浮気止まらず。
それなら俺もと女助手に下手を出す……ダメ。ぜんぜん満たされない。
↓
ああもう苦しくて堪らないから、えい。
そんな人だからこそ、いきなり料理を作ってくれとの右京さんの要求も呑んだのでしょう。
普通断るよあの場面は。
あとどうでもいい話ですが、一月か二月ほど前に
『コアラ課長』のDVDを見たんです。
それが直近の野村さんの演技だったので、今回の話も合わせて
脳内で【野村さん=イロモノ】の構図が出来てしまいそうで怖いです。
 |
【今日のいたみん】 |
・第十三話。
亀山邸の隣で便所死遺体が発見された頃、捜一の3人は米沢さんを含めて麻雀の最中。
うわぁその4人が卓囲んでる画ものすごい見てぇ。
そして米沢さんが呼び出されるのと同時に、現場へと付いて来た訳です。
そこで悲劇が待っていた。
誰彼構わず自己の料理を勧めまくるシェフ美和子に捕まり、
強制的に
『美和子スペシャル5』を食べさせられることに。
その評価は上に示したとおり、三浦・芹沢・米沢の3名は無言。
伊丹に至っては、
そのあまりにもグロい見た目に絶句したまま
箸を(ここではスプーンを)進ませることはありませんでした。
いや、一応食べようよ
泣く子も黙る美和子スペシャル5。
味云々よりまず蛸をどうにかしよう。
その後は告別式の会場で右京さんのアドバイスを請おうとする芹沢クンに対し
「プライドを持て」と諭す場面が。気持ちは分かるがしかし現実は厳しい。
【番外】
今回己が課の領分でもないのに、とにかく出張りまくっていた
名探偵カクタ。
「バーロー」の代わりに「暇か?」と言う。
そういや課長とたまきさんの共演って今回が最初でしたっけ
【トップページに戻る】