◆第五話 『目撃者』
脚本:輿水泰弘 監督:和泉聖治
ゲスト:美保純
「こんなこといいな できたらいいな」と、このドラマには到底似つかわしくない
ドラえもんの歌で始まる今回の話。しかも流れてくるのが小野田さんの車の中から。
小野田さん孫いたのね。しかもじいじにそっくりな口調の男児が。
その孫を立ちションに向かわせた先の空き地で、ボウガンで殺られた死体を偶然にも発見。
そして
「第一発見者は面倒だから」と特命に匿名で通報。
狙ってやったのかね小野田さん。
それはさて置きこのガイシャ、近所の小学校の平教諭だと言うことが発覚。
早速その小学校に捜査に向かうと、被害者を見たという小学生・手塚守少年が現れます。
しかしこのガキ、物凄い嫌なガキですなぁ。口調も何か人を小ばかにした感じで。
でもまぁ嫌なガキで済んでりゃいいものを、最後それどころじゃなくなりますからねぇ……
このガキの証言では事件当日、ガイシャの平先生と近所のろくでなしが一緒に居たと。
このろくでなしとは、学校近所のアパート在住のいわゆるニート。
登下校する小学生に向かって、ボウガンを撃つ素振りをして脅すという確かにろくでなし。
凶器がボウガンと言うこともあり、最有力容疑者として彼が浮かび上がります。
でもまぁ人間ボウガンを持つと、ついつい人に向けて楽しみたくなるのかも知れませんよ。
いい例が米沢さん。事件検証と言いながら、
ものすごく楽しそうにボウガン薫ちゃんに向けてましたし
その後ろくでなしの自宅に押しかける特命&一課、いろいろあって一応逮捕。
本人は否認しているものの、こいつが犯人と言うことで事は片付いたかに思われます。
しかし凶器にボウガンが使われたことに対して些か疑問を抱き続ける右京さん。
その後、平先生のアレな素性などが明らかになったり、事件は別方向に展開していきます。
結論から言ってしまえば、犯人は嫌なガキこと手塚守少年(10)
担任の京子先生が平先生に襲われたのを目撃したため、その報復で彼を殺害。
ボウガンを使用したのは、端からあのろくでなしに罪を着せようと思っていた為で。
そんな真相を京子先生の目の前に突きつける右京さんに対し、先生
「もうやめて」と絶叫。
対する右京さんも
「僕だってもうやめたい!!」と悲痛な胸の内を吐露します。
それでも悪びれた様子の無い手塚少年
「僕は刑法では裁けないでしょ?」と挑発する始末。
それにカッとなった薫ちゃん、強引に少年を抱きかかえ、
「お前の未来を見せてやる」と向かった先は東京拘置所。
そこに居たのは……まだ死刑が確定していない頃の平成の切り裂きジャックこと浅倉禄郎。
うわぁーまだ元気そうだよ浅倉さん。
「キミは仲間だ」と浅倉に言われたんじゃ、さすがに堪えるものがありますわなぁ。
面会室を出るなりただのガキに戻って、京子先生に駆け寄り号泣。
その後は先生が彼を引き取って国に帰ったと言うことでした。
ただまぁ……まだ引き返せるとは言っても、その道程は平坦ではないでしょうねぇ……
しかしこの手の内容、やっぱりゴールデンタイム向きじゃないですわな。
まぁ前回の下着ドロ然り、この頃から異端っぷりは十分に発揮してたんですねぇー
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【今日のいたみん】 |
・第五話。
今回の事件、最初に通報を受けたのは特命係。
なので一課は特命より後に到着する訳ですが、
それがとにかく気に喰わないいたみん、
相変わらず現場でわめき散らしてますよ。
んで目撃者の手塚少年に事情聴取するのも担当。しかし後に
「伊丹って言う刑事? 彼は出世できないね」と評される始末。
まぁ後のろくでなし取調べの場面とか見ましても、
悲しいかなその評価は当たってるのかなぁと思ってしまう訳です。
取調べは基本的に恫喝頼み。
三浦さんも結構高圧的ですが
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