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◆第18話 『右京、風邪をひく』

脚本:古沢良太 監督:東伸児
ゲスト:東風万智子


感想更新遅れております。お楽しみにしてくださっている方には申し訳ないです。
で、普段だったら他の人の感想をそこまで深く見る前に自分の感想を書いているんですが
今回は先にある程度拝見いたしまして。んー、ざっと見た感じ今回不評のようですけども、
私個人は前回よりよっぽど面白い、つか今期の中でも群を抜いた面白さだったかと。
確かに真中瞳の独白は間違いなく無理矢理だったし、
主題とした『人との繋がり』はロクに描ききることなんざ出来ていなかったので
『出来がいい』話とは違うのかなと。ただ、事前情報を殆ど入れずに見たのが功を奏したか、
単純に時間軸の入り乱れによる話の奇抜さの方に主眼を置けば、
今期の中では群を抜いて面白い話だったかと。特命の2人の動きも軽快そのものでしたし。
深いこと考えずに見れば良作、深くテーマを追ってしまえば駄作と
捉え方次第で評価が二分されそうな話とでも言いますか。
で、私個人は前者で受け取り、非常に楽しく見させてもらいました。

【見どころダイジェストー】
・死体を掘り出した老夫婦のリアクションがあまりにも死体に慣れていた件
「右京が風邪」と聞くや即マスクを着用する米沢さん
・準レギュラー前沢さん再登場。しかも4期のアパート管理人役で。
 新聞記事への投稿も出演とカウントすると実質3度目の登場。
 ただしその鬱陶しさは前回までの比ではなかったなぁ……
ウルトラソウルかけながら自殺する娘さんって一体。
・時間軸逆転モノで話が進むごとに事象が繋がっていく構成でしたけど
 ガイシャのアパートの管理人による簡潔な説明が右京の説明と繋がった時は相当な巧さを感じた。
・風邪も神戸に繋がるとか、最後まで繋がりにこだわる凝った話でした。
 まぁ上でも述べたように肝心な部分は下手くそでしたけども。
 だったら最初から無かった方がいいだろうけども、そうすると多分
 放送の尺が余ってしまうだろうなとも一方で思ったり。


【今日のいたみん】

裏で特命係が動いていたのも知らずに事件の早期解決に意気揚々だった今日の捜一。
動きも全体的にクサい劇団チックでした。

・竹林にて、身元不明の死体発見に
 「こりゃ厄介そうだな……」と明後日の方向を見つめながら呟く芹沢クン
・捜査一課にて、アパートで会った樫山ジュンの態度に何かを感じ、西日を見つめながら
 「つついてみるか。真っ向勝負だ」と勝負師のような目で呟く伊丹
・アパートは樫山の部屋にて、ベランダで物憂げな表情を見せる樫山に
 「俺の目を見ろ。力になる」と驚異の目力を発揮する伊丹



もう何と言うか今回の伊丹の挙動は全て笑えと言われてるようなもんだよ。
堪りませんでした。

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